本記事は、
これから教師を目指そうと思っているけど、教師の大変なことって何?
っていう疑問を、僕の教師としての実体験をもとに、伝えていきたいと思います。
愚痴っぽく感じるところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
誰かを否定する意図は全然ないです。
事前に知っておくと、心構えができた上で教師になれるので、「心理的な負担を減らすことができるかな」と思ったことが、記事を書こうと思ったきっかけです。
先に結論から。
1⃣ 授業がうまくできないとき
2⃣ 生徒や保護者と感情的に衝突したとき
3⃣ 先輩教師から心無い対応をされたとき
4⃣ 長時間労働になったとき
1⃣ 授業がうまくできないとき
教師になりたての頃は、
一生懸命、教材研究をして授業の準備をしても、なかなか授業がうまくいかなかった
です。
自分ではこんな授業が理想だなって思って計画を立てるのですが、実際、授業をやってみるとうまくいかないことが多かったです。
授業中、いろんな生徒がいます。
- おしゃべりに夢中
- クラスで目立とうと必死
- 居眠り
- 立ち上がって友達の所へ移動
- 空や教室の壁をずっと見ている(心ここにあらず状態)
こういった生徒たちにも、興味をもってもらうために、毎回、授業準備に悩んでました。
勉強が嫌いな生徒にも、関心をもって授業を受けてもらうのは、とても大変です
うまくいかないと、
- 自分は教師に向いていないのかな?
- 授業のやり方がいけないのかな?
- 授業に対する熱意が足りていないのでは?
- 生徒との信頼関係が築けていないのだろうか?
というネガティブな気持ちになりました。成果を実感できず、しんどかったです。
正直、
生徒のせいにしたくなった時期もありました。
それくらい、授業がうまくいかないっていうのは辛いです。
2⃣ 生徒や保護者と感情的に衝突したとき
生徒と感情的に衝突したとき
- 部活動で、練習着を持ってきていないと嘘をついた生徒に、練習に参加させなかった
→生徒が暴れて泣き出す。にらみつけられて「死ねぇ!」って暴言を言われる。 - 遅刻指導を厳しくした
→「他の生徒が遅刻したときは、もっと優しかったのに!なんで俺だけ。マジ、きもいんだけど!」って言われる。
これらは、自分の記憶をもとに書いているので、正確じゃない所もあるかもしれません。
でも、
生徒と感情的に衝突したことは間違いなく、その時は精神的にこたえました
感じ方に個人差はあるでしょうが、僕は、すごく気持ちが沈みました。
僕としては、正しいと思って起こした行動も、生徒にとっては納得のいかなかったんだろうって思います。
説明しても伝わらないときもある
って、頭ではわかっていても、気持ちがついて来ないんですよね。
ただし、
間違えたときは、素直に生徒へ謝るようにしていました
それもあってか、大きなトラブルにならなかったです。
信頼関係が大きく壊れることは無く、生徒と話を続けることができました。
ですが、やっぱり衝突した事実っていうのは消えずに心に残ります。
保護者と感情的に衝突したとき
- 部活動費の使い方に関して不満をもった保護者が、教室まで(アポなしで)やってきた
→管理職も含めて話し合いになる騒動になった - 部活動で我が子がいじめられたと、電話がかかってきて怒鳴られた
→いじめられた側も、ちょっかいを出していたことが後に判明
生徒と向き合い、真剣に仕事をやっていても、
保護者から激怒されることもあります
教師が悪いとか保護者が悪いとかじゃなくて、もめるときは、学校(や教師)が信頼されてなかったり、保護者への説明が不十分だったりすることが多いです。
保護者から一方的に批判され、教師の言い分を理解してもらえないこともあるので、その点は仕事をしていて辛いところですね。
保護者は、子供のことを一番に考えるし、子供が言うことに嘘がない(不都合な事実も含めて全てを話している)と信じているので、仕方のない部分も理解はできます。
でも、やっぱりお互いを気遣える関係にしたいなって思います。
3⃣ 先輩教師から心無い対応をされたとき
- 理由も聞かれずに、罵声を浴びせられる
- 生徒の指導不足を僕一人のせいにされる
- 長時間労働になった自分の苦労を理解されない
若手のときは経験が少ないので、先輩教師の方からアドバイスされることも多いです。
建設的な意見もある一方で、明らかに「憂さ晴らし」や「わがままで自己中心的なもの」もあります。
当時、若手職員が少なかった学校に勤務していたため、けっこう気苦労が絶えなかったです。
20年前は、その指導方法でも通用していたかもしれないけども、今の時代では全然ダメだよね?って指導方法を言われたときは言葉が出ませんでした。
4⃣ 長時間労働になったとき
- 90連勤(半日勤務も含む)
- 3年近くもの間、月の平均残業時間が100時間以上
長時間労働の辛さもありましたが、
- 手がいっぱいなのに「新任者だから何でもやっておけ」という空気感がある
- 少しのミスを執拗に問い詰められたり、咎められたりする
っていうのが大変だったと思います。
過酷な労働環境の中で、
「自分って全然大切にされてないんだな」
って感じたときが一番、精神的にこたえました。
頑張りを認めてもらえたときは、乾いた布に一滴の水が落ちてしみこむように、感謝の気持ちが湧きました。
【まとめ】教師が苦労するときはどんなとき?その対処法
1⃣ 授業がうまくできないとき
2⃣ 生徒や保護者と感情的に衝突したとき
3⃣ 先輩教師から心無い対応をされたとき
4⃣ 長時間労働になったとき
僕の体験にそって、話を紹介しました。参考になる部分があれば幸いです。
今、振り返って、もっとこうしておけばうまくいったなって反省点は、
- 保護者と綿密に話をして関係作りにもっと力を入れておけばよかった
- 先輩教師に遠慮せずに、嫌なことは嫌とはっきり断ればよかった
- 自分のプライベートな時間をもっと大切にすればよかった
- 授業では、生徒の主体性を引き出す授業を展開することに注力すべきだった
です。
ちょっと暗い気持ちになりましたか?
うまくいかずに落ち込む時を知っておけば、同じような状況に陥ったとき、
「そういえば、あいこうも言ってたわ~。大変だけど頑張ろう」
って少し元気が湧いてくるかもです!
この情報が読者の方に、少しでもプラスになることを願っています。
ではでは。