「つみたてNisaを始めたけど、どの投資信託を選べばいいのか分からない」
「そもそも投資信託って何?」
という方に向けた記事です。
投資信託の良し悪しが、何をもって決まるのか、それが分かれば良い商品が選べますよね。
選んだ理由がはっきりしていれば、「自分が良いものを買った」という意識があるので、長期投資を実現して大きな利益を期待できます。
「つみたてNISA」は、長く続けてこそ、利益に恵まれますからね。
知識を蓄え、資産(=お金)を着々と増やしましょう!
おすすめ投資信託の一覧
スマホ閲覧の人は、画面を横向きにすると見やすいです
投資信託の名前 | 信託報酬 | 純資産総額 | 設定日 |
---|---|---|---|
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938% | 5438.12億円 | 2019/09/26 |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938% | 702.96億円 | 2021/06/29 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% | 11513.61億円 | 2018/07/03 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.1023% | 3259.33億円 | 2017/02/27 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144% | 4881.85億円 | 2018/10/31 |
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | 0.1338% | 71.85億円 | 2022/01/31 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% | 5490.83 億円 | 2017/09/29 |
2022年4月現在
【おすすめ理由】
- アメリカや全世界の経済は、今後も成長する
- 分散されていてリスク低減されている
- 信託報酬が低いからリターンが期待できる
- 純資産総額が大きく償還される確率が小さい
以下、分かりやすく解説していきます!
投資信託とは?
投資信託とは、いろんな会社の株を集めた商品のことです。
【例】
トヨタ自動車、カルビー、ソニーグループの株を集めたパック商品。
こんな感じで、色々な会社の株を組み合わせて、様々な種類の投資信託が作られています。
株について詳しいプロ(=投資信託運用会社の人)が、「良さそうだな」と思った会社をいろいろ組み合わせて作ったものが投資信託です。オススメ詰め合わせパックみたいな感じです。
たとえば、次の3つの投資信託があったら、どれを買いたいですか?
「アメリカの企業が成長する!」って思っている人は、「投資信託C」を選ぶかもしれないですね。
「いやいや、たくさんの会社が入っていた方が良さそうだから、投資信託Bを選ぶ」って人もいるかもしれません。
いずれにしても、投資信託の中身がどのようになっているのかが大事そうです。
【まとめ】
投資信託は、いろんな会社の株を集めた商品のこと。
どんな投資信託を選べばいいのか?
【判断基準】
- 分散されているか?
- 手数料が安いか?
- 純資産総額が大きいか?
【判断基準1】分散されているか?
投資信託は、たくさんの会社を組み合わせて商品が作られています。投資する際は、なるべく多くの会社、多くの国に分けるなどして分散投資するのが基本です。
スマホ閲覧の人は、画面を横向きにすると見やすいです
投資信託の名前 | 会社 | 国 |
---|---|---|
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 上位500社 | アメリカ |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 全体3,800社 | アメリカ |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | 2,500社 | 世界46カ国 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 1,300社 | 先進国22カ国 (日本除く) |
※会社の数は概数
なぜ、そんなにも多くの会社を組み合わせるのか?
多くの会社を組み合わせるのは、会社が倒産すると、株の価値がゼロになるからです。
【例1】全財産100万円で、A社の株だけ買う
この場合、A社が倒産したら、財産は0円になります。
【例2】全財産100万円で、A社、B社、C社の株を買う
この場合、A社が倒産したら、財産は70万円残ります。
このように、多くの会社に分けて(=分散して)投資するほど、自分が受けるダメージが小さくなります。
1社に集中投資した方が成功したときの利益が大きいけど、失敗したときの損失が大きい!
これまでの歴史の中、手痛いダメージを負った人たちが多くいたから、「投資は、たくさんの会社に分けて行え(=分散しろ)」を表す格言ができたのだと思います。
「卵は一つのカゴに盛るな」
卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということ。
引用元:野村證券
特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教え(=銘柄分散投資)。
どれだけ分散させるかは、その人がリスクをどれだけ引き受けられるかで決まるので、「何社以上に分散させれば正解」というのはありません。
僕は、少なくとも80社~100社くらい分散させたいなと思います。先述したオススメ銘柄くらい分散されていればOKって感覚です。
【まとめ】
多くの会社に分けて(=分散して)投資すると、会社が倒産したとき、自分が受けるダメージが少なくなる。
【判断基準2】手数料が安いか?
投資信託を購入すると、持っているだけで手数料(=信託報酬)がかかります。この手数料が小さいほど良い商品です。
普段の買い物では「良いものは高い」って感覚があるから、「手数料が高いほど、手間暇かかって良い商品だ」ってなりそうだけど、今回に限ってはそうではないんですね。
信託報酬とは、
「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれ(中略)、年0.5~2.0%程度が一般的です。
引用元:SMBC日興証券
おすすめ銘柄の手数料(=信託報酬)は、0.1%前後なので、かなり低い手数料になります。
ちなみに、純資産総額は、いま持っている投資信託の価格を表すものです(かなり荒っぽい説明です)。
なぜ、手数料(=信託報酬)がかかるのか?
投資信託は、プロ(=投資信託運用会社の人)が管理して手入れをしてくれます。
この手間のかかる作業をしてくれている分、僕たちは手数料を払うわけですね。
プロ(=投資信託運用会社の人)が、会社の調子(=業績など)を見て、会社の入れ替えを定期的にしています。
サッカーの監督みたいな仕事ですね。
フィールドに立っている選手を見て、調子が良くないなって思う選手をベンチに下げ、良い選手を投入する。常に、チームが良い状態になるようにしている。
説明不足な所もありますが、ざっくりした理解としては、これでOKだと思います。
信託報酬が1%変わると、将来、どれくらい差がつくか?
【例】
- 掛金:毎月3万円
- 期間:30年間
- 利回り:5% → 4%(信託報酬で1%下がる想定)
利回りというは、株価が毎年、何%上昇するかを表すもので、大きいほど資産が増え方が早くなります。
利回り | 将来の資産 |
---|---|
5% | 2,497万円 |
4% | 2,082万円 |
415万円の差額!
同じ中身の投資信託を買ったとしても、信託報酬が1%違うだけで将来こんなにも差が…。
複利のパワー恐るべし。
【まとめ】
投資信託は、持っているだけで手数料(=信託報酬)がかかり、将来の資産を減らすため、なるべく小さいものを選ぶ。
【判断基準3】純資産総額がある程度大きいか
純資産総額は、投資信託の人気度(=たくさんお金が集まっているか)を表すもので、額が大きいと良いです。
なぜなら、
人気がない投資信託は、お金が集まっていない(=純資産総額が小さい)ので、最終的には、投資信託がなくなって(=繰上償還されて)しまうからです。
こんな感じ(想像)↓
投資信託を作った会社
「この投資信託、人気ないわ~。みんなお金を出してくれなくなったよ。これでは、稼げる手数料も少ないなぁ。手間だけかかって大変だわ。よし、この投資信託をなくそう。」
投資信託を買っていた人には、現在の価値(=時価)に合わせて、返金が行われます(=償還されます)。
イメージしやすいと思うで、またサッカーでたとえます。
「たくさんの人にお金を出してもらってサッカーチームを作ったけど、最近、試合に勝てないなぁ。資金的にも厳しいし、解散するか。」
勝てないチームは、お金を出して応援してくれる人が少ないから存続できない。これが現実か…。
そして、解散するときに、活動資金を提供してくれていた人たちに、残っていたお金を返します。
投資信託が途中でなくなる(=繰上償還される)と、長期投資がいったん途切れてしまうので、将来の利益が減ってしまい(=資金効率が悪くなり)ます。
これを防ぐために、純資産総額の大きいものを選ぶことが大事です。
「うまい棒」みたいに、みんなが買ってくれるお菓子はロングセラーとなって残り続ける。たとえに、なってますかね?(笑)
ちなみに、純資産総額は「10億円以上あればいい」「100億以上だと大丈夫」とか意見がまちまちです。僕としては、おすすめ投資信託くらいの額があれば大丈夫かなって思います。
【まとめ】
人気がある(=純資産総額が大きい)ものほど、作られた商品(=投資信託)が長く残るので、長期投資ができて資産が増えやすい(=資金効率が良い)。
【まとめ】投資信託とは?「つみたてNISA」おすすめ銘柄
投資信託とは、いろんな会社の株を集めた商品のことです。
【おすすめ投資信託の一覧】
投資信託の名前 | 信託報酬 | 純資産総額 | 設定日 |
---|---|---|---|
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938% | 5438.12億円 | 2019/09/26 |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938% | 702.96億円 | 2021/06/29 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% | 11513.61億円 | 2018/07/03 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.1023% | 3259.33百万円 | 2017/02/27 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144% | 4881.85億円 | 2018/10/31 |
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | 0.1338% | 71.85億円 | 2022/01/31 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% | 5490.83 億円 | 2017/09/29 |
2022年4月現在
これらの投資信託をおすすめする理由は、
- アメリカや全世界の経済は、今後も成長する
- 分散されていてリスク低減されている
- 信託報酬が低いからリターンが期待できる
- 純資産総額が大きく償還される確率が小さい
からです。
結局、どれを選べばいいの?
自分の考えに近いものを選ぶといいと思います。
① アメリカ上位500社に投資すれば一番利益が出ると思う人
⇒ SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
(参考意見)
ウォーレン・バフェット…投資の神様と呼ばれる人。投資の実績がすごい。
自分が死んだときのために妻へ運用アドバイス
「(前略)現金の10%を米国の短期国債に、残る90%を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。(後略)」
引用元:MONEY VOICE
② アメリカ全体3800社に投資すれば一番利益が出ると思う人
⇒ SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
(参考意見)
厚切りジェイソン…お笑い芸人で、IT会社の社長。最近、FIRE(=働かなくても、株とかの資産所得で暮らしていける状態)を達成した。
「(前略)僕がこのファンドを選んでいるのは、アメリカの経済に将来性を感じているからこそ。(中略)僕が投資している銘柄とほぼ同じ『楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)』をおすすめします」
ほかにも「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」がVTIにあたり、どちらもつみたてNISAで取り扱いあり。
引用元:ananニュース
「アメリカ上位500社以外の成長も期待していて、アメリカ全体に投資していた方が利益が大きいと思うから全米株式を選んだ」とジェイソンさんが話をしているのをYouTubeで聞きました。
③ 世界全体2500社に投資すれば一番利益が出ると思う人
⇒ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
(参考意見)
今はアメリカが世界一の経済大国だけど、かつてはイギリスが世界一の経済大国だったから、将来も、アメリカが世界一であり続けるかは分からない。
近年アメリカの株価が大きく伸びているけど、今後、アメリカ以上に経済成長する国が現れると思うから、全世界に投資しておいた方が良い。
最後に、証券口座の紹介。口座開設は無料です。
今日の勇気ある一歩が、自分の未来を変える。
ではまた!