資産形成

【72の法則】今持っているお金が2倍になるまで、どれくらいの期間がかかる?魔法の数字72の活用方法

NisaやiDecoなど資産運用をしていると、

「今後、どんなペースでお金が増えていくのかな?」

と、気になっている人もいると思います。

そこで、

今回の記事では、

資産(=お金)が2倍になるまでの時間が「簡単な割り算で求められる」

という内容を紹介します。

「資産が2倍のに必要な時間」を求める

さっそく結論です。

【公式】
2倍になるまでの時間 = 72 / 利回り(%)

この計算式で、ざっくり「資産(=お金)が2倍になるのに必要な時間」がわかります。

72という数字は、数学的に導き出されたものです。

あいこう

勝手に ”魔法の数字” と命名しました(笑)

覚えておくと、便利です。

「利回り」は、利益を何%生み出すか表す数字。

【例】株を100万円買って103万円になった場合

利益=  3万円
元本=100万円

「はじめに持っていたお金」100万円が「もうけ」3万円を生み出す。つまり、100万円の3%(=利回り)が利益になっています。

では、【公式】を使ってみましょう。

Q.100万円が2倍になるまで、何年かかるか?

利回りが3%なら、100万円の2倍になるまでの時間は、

72÷3を計算して24年と求められます。

ちなみに、72がどのように求められるのか、詳しく知りたい方は、Wikipediaに導出方法が載っていました。理解するのが大変そうです。

もう少し正確に「資産(=お金)が2倍のに必要な時間」が知りたい人は、72ではなく「69.3147」を使うといいみたいです。

「利回り」と「資産が2倍になるまでの年数」の関係

「早く資産を増やしたい!」となるのが自然だと思います。

公式を眺めると、

2倍になるまでの時間 = 72 / 利回り(%)

なので、「利回り」を大きくすれば良いことがわかります。

表でみると、分かりやすいですね。

グラフの横軸が利回りです。

資産が2倍になるまでの時間は、

  • 利回り0.5%なら、144年。
  • 利回り6.0%なら、12年。

利回りが大きい(=株から得る利益が大きい)ほど、2倍になるまでの時間が短いです。

未来は分からないので、将来の利回りを確定できませんが、過去のデータから狙える利回りは5~7%くらいかなと思います。

最近、アメリカ株の調子が良かったので、直近1年間の利回りがとても高いです。

投資信託利回り
(1年間)
SBI・V・S&P50025.71%
楽天・バンガード・ファンド(全米株式)21.10%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)25.93%
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)16.11%
引用元:投資信託のモーニングスター

2022年3月現在

利回り26%なら、2倍になるのに2.8年しかかからないから驚異的ですね。

約8年経ったら、8倍になるスピード。

あいこう

個人的には、こんな急成長がずっと続くと思わずに控えめに見ておいた方が良いかなと思います。

【まとめ】資産が2倍になるまでの時間がわかる「72の法則」とは?

72の法則

資産が2倍になるまでの時間がわかる法則

【公式】
2倍になるまでの時間 = 72 / 利回り(%)

つみたてNISAやiDecoなどでの資産運用で、資産が2倍になる年数は「10年~15年」かかると思います。理由は、利回りが5%~7%の範囲になると思うから。

利回り2倍になるまでの時間
5%14.4年
6%12.0年
7%10.3年
あいこう

焦らずじっくり運用していきましょう。

利回りを大きくすると、大きな利益を早く得られるかもしれません。でも、大きな損失を被る可能性もあることを忘れてはいけないと思います。

大きなリスクをとると、ギャンブル的な要素が増すということですね!

どちらがいいかは、あなた次第。

ではまた!

ABOUT ME
あいこう
♧ 元高校教師(30代)。 ♡ 担任:転学、退学者ゼロ。 部活動:全国大会出場。 ♤ 仕事や人生で悩んだ経験を生かして、その内容をブログで発信。 ♢ 「人生は今より良くなる」がモットー。