投資を始めると、「インデックスファンドって何?」と疑問に思ったことがあるかもしれません。
そこで、本記事では、投資について詳しくない人でも理解できるように、「インデックスファンド」について、ざっくりではありますが、わかりやすく解説したいと思います。
インデックスファンドについて知れば、
- 株価が下がるような状況でも、焦って売ってしまうことがなくなる!
- 自信を持って投資を続けられるので、将来の利益に繋がるはず!
そんなメリットがあると思います。
学んで、将来の資産(=お金)を築き上げていきましょう。
インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、特定の指数に連動した投資信託のことです。
???ってなりますよね。
ざっくり解説。
投資信託(=ファンド)とは、会社の株を集めた商品(=詰め合わせパック)のこと。良い投資信託になるかどうかは、どのような株を詰め合わせるかで決まります。
【例】
何の株を、どれくらい入れるかが大事です。
その判断を
- 「人」に頼るものを「アクティブファンド」
- 「指数」に頼るものを「インデックスファンド」
と呼びます。
- アクティブファンド…職人が手間暇かけて手作りしたもの
- インデックスファンド…決められた手順(=指数をもとに)で機械的に作ったもの
こんな理解でOKだと思います。
指数とは?
指数とは、株価が成長しているかどうかがわかる数字です。
【例】
- TOPIX…日本の指数
- S&P500…アメリカの指数
【指数の変化】※直近5年間
出典:Google Finance 『TOPIX』 『S&P500』
どの指数を選んでインデックスファンドを作るか、これで投資信託の成績(=将来の利益)が変わってきます。
この指数の変化を見れば、「アメリカの成長が見込めそうだから、S&P500に連動する投資信託を買おう!」と思う人が多いのかもしれませんね。
ちなみに、インデックス=指数です。
インデックス(=指数)をもとに、作るファンド(=投資信託)だから、インデックスファンドです。
【まとめ】
指数は、株価の変化を表すもの。たくさんの種類があって、インデックスファンドを選ぶ際には、何の指数をもとにファンドが作られていているのかを知ることが大切。
多くのアクティブファンドは、インデックスファンドに勝てない
人間が手間暇かけて作るアクティブファンドよりも、指数を頼りに機械的につくるインデックスファンドの方が、多くの場合、利益が大きくなります。
アクティブファンド ”10人”が戦いを挑んだら、”7~8人”は負けてしまう。それくらいの確率です。
苦労して作ったもの方が負けやすいって、ちょっと悔しい。
【インデックスファンドの勝率】※10年間
指数 | 勝率 |
---|---|
S&P500 | 84.60% |
S&P/TOPIX 150 | 68.67% |
最初から勝てるアクティブファンドを選べればいいのですが、それは難しそうです。
伝統的に資産運用の世界では、市場に勝つことができるという信念が支配的だった。しかし時代は変わり、今日ではこの前提は、プロの運用機関にとってさえあてはまらない。年間成績では約6割のマネジャーが市場平均を下回る。10年では7割、20年では8割のマネジャーが市場に負けている。
引用元:『敗者のゲーム〈原著第6版〉』チャールズ・エリス(著)
色々な人が指摘していますね。
インデックスファンドが「資産運用の最適解」と言われるのも納得です。
インデックス投資については、以前、書いた記事が参考になると思います。
【まとめ】インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、特定の指数に連動した投資信託のことです。
- インデックス(=指数)とは、株価が成長しているかどうかがわかる数字で、たくさんの種類がある
- ファンド(=投資信託)とは、会社の株を集めた商品
ファンド(=投資信託)を作るときの判断を
- 「人」に頼るものを「アクティブファンド」
- 「指数」に頼るものを「インデックスファンド」
と呼びます。
ここで、大切なのは、
多くのアクティブファンドは、インデックスファンドに勝てない
ということ。
インデックス投資を「資産形成の軸」にするのがおすすめ!
数十年の間、投資を続けていると、いろいろな投資手法をはじめとして、FXや仮想通貨などにも興味が湧いてくるかもしれません。
でも、基本は「インデックス投資」。これは、今後も変わらない事実なのかなと思います。
参考書籍(新版)
『敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版)』チャールズ・エリス (著)