「NISAとつみたてNISAは、どちらがいいの?」
「NISAとつみたてNISAの違いは?」
そういった疑問を持っている人のための記事です。
違いを知って、自分がどちらに適しているか考えると、将来の資産額も変わっていると思います。
本記事で知ったことが、未来を良くするきっかけとなれば嬉しいです。
本記事では、「NISA」のことを「一般NISA」と呼ぶことにします。
【結論】おすすめは、つみたてNISA
おすすめは、
つみたてNISAです!
過去のデータを参考にすると、資産が増える可能性が高いからです。
「つみたてNISA」は、コツコツと資産を増やしいくタイプの投資です。
- 「つみたてNISA」
⇒今後、着実に資産を増やしていきたいと考えている人 - 「一般NISA」
⇒お金に余裕あって、損をしても生活に影響しない人
これらの理由を、以下、詳しく見ていきます!
NISA制度のメリットって?
NISA制度の最大のメリットは、
利益に税金がかからないことです。
通常、投資を行うと約20%の税金がかかります。
【例】株100万円を買う
株価が110万円になったとき売れば、10万円の儲けになります。
通常、利益の20%=2万円が税金として取られますが、NISAなら、税金を取られないので、まるまる10万円が利益になります。
【まとめ】
NISAは、税金が取られないからお得な制度
「一般NISA」をすすめない理由
非課税期間である10年以内に、利益を出すことが難しい
非課税期間が短い
一般NISAは、税金がかからない期間(=非課税期間)が短いです。
- 一般NISA ⇒ 10年間(※ロールオーバー活用)
- つみたてNISA ⇒ 20年間
どちらを利用するにしても、税金がかからない非課税期間のうちに利益を出したいです!
【まとめ】
税金がかからない期間(=非課税期間)のうちに、利益を出したい。
成功したときの利益は大きいけど、失敗したときの損失も大きい
過去のデータから、株を長く持ち続けると、損をする確率が小さいことがわかります。
※過去43年間(1969年12月末~2012年7月末)の調査
グラフを見ると、買った株の価値が1年後、最大で67.1%増加もしくは46.8%減少していることがわかります。
つまり、すごく儲かるかもしれないし、すごく損するかもしれないということです。
実際に計算してみると、
【例】
100万円で買った株は、1年後、
- 最大 167万円
- 最小 53万円
の価値になっています。
これは、ちょっとしたギャンブル。お金に余裕がないとできない。
非課税期間である10年までは損をすることがあると、グラフから分かります。
【まとめ】
非課税期間である10年以内に、利益を出すことが難しい。
短期間で利益をプラスにすることが難しい
短期間で利益をプラスにするためには、今後、経済発展する国や成長する会社を言い当てる必要があります。
さきほどのグラフの結果には、世界約70カ国に投資をした場合で、経済成長がマイナスになった国や会社も入っています。
なので、「マイナスになる株を、除外すればOK」なのですが、株や世界情勢に詳しいプロでも、どの国や会社が成長するか、言い当てることがほとんどできません。
プロ10人が戦いを挑んで、10年後、勝ち残っている人は2~3人くらいです。
どの国や会社が成長するか、確実に当てられるなら、皆すぐに大金持ち(笑)
詳しくは、こちらの記事に書いています。
【まとめ】
成長する国や会社は、プロでもほぼ言い当てられない。
「つみたてNISA」をすすめる理由
- 過去のデータでは、非課税期間20年間で必ず利益が出ている
- 「つみたてNISA」の方が、投資額が小さく制度を最大限活用しやすい
非課税期間が長い
過去のデータだと、株を15年以上持ち続けていれば、必ず利益ができています。
実際、計算してみると、
100万円で買った株は、15年後、
- 最大 560万円(1年ごとに+18.8%)
- 最小 132万円(1年ごとに+ 2.8%)
の価値になっています。
計算するには、複利の知識が必要です。
もちろん、過去のデータが、未来を保証するわけではありません。でも、かなりの高確率で資産が増えると言えそうです。
他にも説得力のあるデータを載せておきます。
【アメリカの実質リターンは、6.5~7%(過去200年)】
1802年に投資した1ドルが、2003年末、購買力にして59万7485ドルになっている。(中略)株式の実質リターンは一貫して6.5%~7%のレンジを維持してきた。
引用元:『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』ジェレミー・シーゲル(著)
【世界16カ国の実質リターンは、1.9%~7.5%(過去100年)】
1900年から2003年を期間として、対象16カ国の株式(中略)の実質リターンをみると、最低はベルギーの1.9%、最高はスウェーデン、オーストラリアの7.5%で、米国の株式リターンは優秀ではあるが、例外的ではない。
引用元:『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』ジェレミー・シーゲル(著)
【まとめ】
過去のデータでは、15年以上、株を保有していれば利益が出ている。「つみたてNISA」なら、非課税期間が20年間あるので、高確率で資産が増える。
投資額が小さく制度を最大限活用しやすい
投資できる金額は、1年間(1月~12月の間)で、
- 一般NISA ⇒ 120万円
- つみたてNISA ⇒ 40万円
です。
できる限り満額に近い方が、制度を最大限活用できます。
でも、一般NISAで、
120万円も投資するのは、きつすぎる!
たぶん、僕だけじゃないはず。
そこで、世間一般には、1年間で、どれくらい投資に回せそうなのか調べました。
一人あたり、
- 96.4万円(2020年)
- 76.4万円(2019年)
です。※世帯の黒字を2人で割った数字
さすがに、余ったお金をすべて投資に回すのは現実的でないので、投資額はもっと少なくなるはず。
【まとめ】
「つみたてNISA」の方が、投資額が小さく制度を最大限活用しやすい
満額の40万円も投資できれば、かなりの資産を作れます。
【まとめ】「NISA」と「積立NISA」のどっちがいいの?違いを比較
つみたてNISAがおすすめ。
【おすすめ理由】
- 過去のデータでは、非課税期間20年間で必ず利益が出ている
- 「つみたてNISA」の方が、投資額が小さく制度を最大限活用しやすい
一般NISAの特徴は、
- 成功したときの利益は大きいが、失敗したときの損失も大きい
【まとめ】
- 「つみたてNISA」
⇒今後、着実に資産を増やしていきたいと考えている人 - 「一般NISA」
⇒お金に余裕あって、損をしても生活に影響しない人
参考書籍
『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』ジェレミー・シーゲル(著)
けっこう専門的な事が書いてあるので、投資に興味あるって人向けです。
でも、僕は、
大事な発見をすることができました!読むのは大変だけど、おすすめできます。