「勉強が思うように進まない」
「採用試験で不合格が続く」
そんな状況になったら、心に湧いてくるのが
「予備校に通ったら、合格する気がする…」
って気持ちです。
本記事は、予備校に行くべきか迷っているあなたへ向けて、判断基準となるヒントを伝えるものです。
予備校は高額だし、自分に合っているか気になります。
いったい何を基準に考えれば後悔なく決断できるか一緒に考えていきたいと思います。
よろしくお願いします!
先に結論です。
- お金をかけただけの価値があるか?
- 予備校に行かなかったら合格できないか?
この2つを心に尋ねて、すぐにYESが返ってくれば通うべきだと思います。
でも、ちょっとでも迷いがあるなって人は、「そもそも予備校に通ったら何が有利なんだ?」という所から見ていきましょう。
そもそも予備校の価値とは?
僕が考える予備校の価値は次の5つ。
1⃣ 講師の授業
2⃣ 友達と一緒に勉強できる心強さ
3⃣ 教員採用試験に関する情報の取得
4⃣ 面接、集団討論、小論文などの対策ができる
5⃣ 自宅には無い集中して勉強ができる環境
これらの価値にお金以上のものを感じるのであれば、予備校へ行った方がいいってことですね。
それぞれの価値について考えます
1⃣ 講師の授業
講師の授業のメリット
1.分かりやすい解説を聞ける
2.学習のポイントを教えてもらえる
3.学習内容について質問できる
これに数万円~20万くらいの費用がかかっても、自分が魅力的だと感じるなら行くべきですね!
でも、これらの多くはインターネットを通じて無料で手に入るから、通わなくても大丈夫ってのが僕の意見です。
YouTubeやインターネットの記事でも分かりやすいものがたくさんあります。
動画なら
- 知りたい所だけ見ることができる
- 倍速再生できる
ので、時間効率が良いですよね。
- 分からない所は繰り返し見られる
- 自分のレベルにあった内容を探すことが可能
といったメリットもあります。
予備校もオンラインに対応しているところもあり、講師の授業を動画視聴できますよね。有名講師に価値を感じるなら、予備校に通うのも良いのかもしれませんね。
僕は
YouTubeでも十分に高品質だと思っているので、勉強目的で、わざわざ予備校に通う必要ある?って思う派です。
質問をしたい人に向けて、サイトもあるようです。
- 学習専用質問アプリ「Rakumon」(小・中・高・大学受験生向け)
- StudyHelper – 勉強専用質問サイト
教員採用試験に特化しているサイトじゃないけど、利用はできそうです。
予備校に通いたくないけど、どうしても質問したいって人向けかなと思います。
期限付き教員をしている人なら、
- 同僚の先生に教えてもらう
- 詳しいく知っている先生を紹介してもらって質問する
っていうのもいいと思います。
採用後、職員のつながりもできるし、良いと思う。
2⃣ 友達と一緒に勉強できる心強さ
「やろうと思ったことを、なかなか継続できない」って経験はあると思います。
一人では、勉強のモチベーションを維持するのが大変です。
「今日は疲れているし、勉強しなくてもいいかな…」って甘い言葉が心の中でささやく、なんてこともあるかと思います。
だから、一緒に頑張る仲間はいた方がいいと思います。
人から得る刺激って大きいですよね!
一人だったら、サボってしまうことも、仲間がいれば防げます。
「勉強仲間を作るにはどうすればいいの?」ってことで、3つの方法を紹介します。
① 予備校で短期講座を受講し、つながりをつくる
② SNSを通じて探す
③ 自分の大学や高校の同級生に、教員採用試験受験者を紹介してもらう
① 予備校で短期講座を受講し、つながりをつくる
先述のように、勉強に関してはオンラインを通じて自分で学習できます。
でも、「採用試験の合格を目指す」という同じ目的をもった仲間と出会うには、オンラインではやりにくさを感じる人もいるかもしれません。
そこで、
予備校へ行って、勉強仲間を作る
勉強が目的じゃなくて、仲間をつくるって目的なら、予備校に通ってもいいかなって思います。
短期講座なら1万円くらいで比較的に金銭的な負担が少なく、「仲間とつながれる」という価値に見合うと思うからです。
校舎があった方が、仲間と直接つながれるのでいいと思います(上記の一覧でリンクを確認)。
仲間との一緒に授業を受けて仲を深められるので、つながりを作りやすいというメリットがあります。
オンラインで、いきなり「一緒に頑張ろうぜ!」みたいなのは難しいですよね。
オンラインでも可能かもしれませんが、短期講座の方が、同じ場所で一緒に過ごす時間を共有するので、距離を縮めやすいはずです。
講座終了後もつながりは維持できるっていうのは、良い点ですよね。
② SNSを通じて探す
勉強仲間をつくる手段として、TwitterやFacebookなどの
SNSを通じて勉強仲間を探す
って方法も考えられます。
やりとりをして気が合いそうなら、Zoomで画面越しに一緒に勉強したり、直接会って刺激をもらったりしてもいいのかもしれません。
SNSを通じて知り合うことに抵抗がない人はオススメですが、短期講座を受講して仲間をつくるよりは、少しハードルが上がりますね。
③ 自分の大学や高校の同級生に、教員採用試験受験者を紹介してもらう
第三の方法は、
知り合いに教員採用試験受験者を紹介してもらう
って方法です。
大学や高校の同級生、友達に予備校に通っている人がいれば、その人を通じて、勉強仲間を紹介してもらうのもありでしょう。
僕は、友達に予備校生がいたので、紹介してもらいました。
試験合格という同じ目的をもっているだけに、気が合いやすいです。
3⃣ 教員採用試験に関する情報の取得
予備校から教員採用試験に役立つ情報は得られると思います。
でも、
予備校からしか得られない情報って何だろう?
とも思います。
データを取って分析しているとは思うけど、
たいていはインターネットを通じて得られる情報ばかりじゃないのかな?
合否に直結する決定的な情報って、そもそも予備校がもってる?って疑問に思います。
だから、受験仲間から得られる情報で十分だと考えます。
受験生と一緒に過ごしていると、自然と情報が入ってくるので、それで十分対応できます。
受験の情報は、都道府県のホームページに掲載されています。
僕の受験先では、ホームページに掲載できない(しにくい)情報は、県庁の書庫に保管してあり、コピーもとれました。
内容は、
- 過去問
- 面接や集団討論の内容や採点基準
- 一次試験と二次試験の得点配分
などです。
「過去問は県庁にあるらしいよ~」
ってのは受験仲間から教えてもらいました。
予備校でしか手に入らない情報があるなど特別な事情がある人は、予備校に通ってもいいのかもしれませんね。
4⃣ 面接、集団討論、小論文などの対策ができる
予備校に通えば、面接、集団討論、小論文などの対策を行ってくれるところも多いと思います。
でも、予備校に通わないと絶対にできないってわけでもないですよね。
面接、集団討論、小論文などの対策は
母校や期限付き教員として働いている学校の先生、大学の教授などに手伝ってもらえます
たいていは、
- 面接 → 管理職
- 集団討論 → 先生方
- 小論文 → 国語の先生
のようになるじゃないかと思います。
僕も実際、こんな感じでお願いしました。
もちろん、いきなり知らない人にお手伝いをしてはもらえないので、知り合いの先生を通じてお願いするのがベストです。
緊張する人もいると思いますが、本気で教師を目指そうと頑張っている人に対して、冷たく扱う先生はいないです(もちろん、失礼があってはいけない)。
ちなみに、僕は予備校に通っていた同級生に手伝ってもらいました。同級生に予備校生を紹介してもらい、初対面の人とたくさん集団討論を練習しました。
コミュニティホールを借りて、毎回、初対面の人とメンバーを入れ替えながら練習を重ねていたので、めっちゃ鍛えられました。
予備校じゃなくても、面接等の対策は十分可能です
5⃣ 自宅には無い集中して勉強ができる環境
家で集中できない人は、図書館が使えます。
他にも、ファミレスとかカフェなど、いろいろと集中できる場所はあると思います。
自分が一番、集中できる環境であれば、どこでもいいし、毎回、気分によって変えてもOKですよね。
期限付き教員の人は、職場(学校)もいいかもしれません。
【まとめ】教員採用試験の予備校へ行くべきかの判断基準
予備校の価値とは?
1⃣ 講師の授業
2⃣ 友達と一緒に勉強できる心強さ
3⃣ 教員採用試験に関する情報の取得
4⃣ 面接、集団討論、小論文などの対策ができる
5⃣ 自宅には無い集中して勉強ができる環境
これらを踏まえた上で、次の質問を自分に投げかける。
- お金をかけただけの価値があるか?
- 予備校に行かなかったら合格できないか?
答えがYESなら、通うべきだと思います。
これから受験する方へ応援メッセージ
「予備校に通わなかったからといって、合格できないと不安になる必要はありませんよ~」とお伝えしたいです。
合格を決定づけるのは、
予備校に通うかどうかじゃなくて、自分がどう頑張るか
だからです。
ずっと不合格が続くと、自信がなくなってしまい、合格できないじゃないかと不安になります。
でも伝えたい。
教師を目指す方なら自分で学習する素質を必ず持っています!
試験には運もあります。
- 筆記試験では、自分が力をいれて勉強した内容が出るかどうか
- 面接では、面接官の個性が自分の評価にどのように影響するのか
どれだけ頑張っても、そのときの「試験との相性」ってのもありますよね。
良い時と悪い時を繰り返しながら、少しずつ成長していっています。
教員採用試験のための時間を確保し、仲間を見つけて頑張りを継続していきましょう!
倍率30倍の採用試験に合格した先輩からのアドバイスでした(偉そうに聞こえたらゴメンナサイ)。
応援しています。